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2023.03.16

永遠の化学物質

欧州の化学物質管理規制であるREACH規則において、有機フッ素化合物(PFAS)を規制する提案が2023年1月13日にデンマーク、オランダ、ドイツ、ノルウェー、スウェーデンの5つの当局から共同で欧州化学品庁(ECHA)に提出され、2月7日に公表されました。PFASは有機化学で最も強い結合と言われる【炭素-フッ素結合】をふくんでいるため、一般的にPFASは分解されないとされ、環境残留性や生体蓄積性から、永遠の化学物質と呼ばれ、生態系への有害性が懸念されています。

代替の化学物質は、非常に困難ですが各原料メーカーにて非フッ素/フッ素を使用しない撥水剤、撥油剤などの開発・評価が行われております。PFASの代替品がなかったとしても、市場の需要に対応する安全な物質をがイノベーションによって生み出されると思いますので、我々も、開発品を提供頂き、日々、評価しております。